百合厨がアニメ『緋弾のアリアAA』第1話を見てみた

タイトル通り、アニメ『緋弾のアリアAA』第1話を視聴した百合厨のゆるゆるーっとした感想文です。なお、私はコミックス原作を全巻読んでいます。

OP

KEEP OUTテープはゼロ年代腐女子としては垂涎もの。これだけで評価が2倍くらいに跳ね上がる。あかりちゃんのりぼんがゆらゆら揺れているとかわいいですね。アリア先輩とあかりちゃんのシンクロするシーン、特に蜘蛛の巣に絡め取られてるシーンは、『緋弾のアリア』原作のいまの、アリアの力が制御できない展開からするとなかなか興味深いものがあります。もちろんアリア先輩の力の99%は彼女の努力から来ているものなんだけど、1%のオカルトの部分が制御できずに精神を乗っ取られて救出に行くぞ!な『緋弾のアリア』最新巻あたりの展開と引き比べるに、あかりちゃんとの対比も思った以上に考えられているかな、と(あたりまえかもしれませんが)。ところで、風魔があたりまえのように主要人物にまじってるのはどういう了見なんでしょうかwまあ、やつも1年生だし、あかりちゃんたちと同じ立場っちゃあ同じ立場か……。

Aパート

まずは間宮家の朝から。アリア先輩のポスターがA4出力を組み合わせたものなのがいかにも間宮家っぽい。妹・ののかに、ラジオでのあやねる曰く、「お嫁さん」のように世話をされるあかりちゃん。そういえば、あかりちゃんはクルーソックスでなくて、裸足にスニーカーなんですよね。家を出るまでのあたり、動きにびみょうに違和感があるようなないような……。こう、こぶいち絵の体型をしたキャラが筋肉あるっぽい描かれ方をされて筋肉あるっぽい動きをしてるのに、開始数分しか経ってなくてまだ慣れないだけなのかもしれませんw
あかりちゃんの夢は、あとの戦姉妹試験の先取り……かと思えば関係なかったりして、バスまでダッシュして友達たち、志乃・ライカと合流してもまだ妄想モードがぽわわんと残っていたり。かわいいけどぼけっとしてる。これはいつものあかりちゃんですw
で、朝っぱらからの捕り物にてアリア先輩登場。華麗に強盗たちを捕まえます。と、レキの顔見せ。『緋弾のアリア』から『緋弾のアリアAA』に入ったマンとしてはよく動くツインテールについつい目を奪われてしまいます。ここらへんからOPでがんがんやってた光と影の対比が本編内でもさらに激しくなるかなー。つるされたお船がかわいいぞw差し挟まれる麒麟ちゃんと理子ちーのシーンは、ふたりのふともも、中学3年生と高校2年生のふとももの対比だけどね!ちなみに、麒麟ちゃんは無印でもAAでも、影からアリアを見てるのなー、と思わせるシーンが多い子です。*1
そんなアリア先輩にあこがれを抱くも、実際のあかりちゃんは授業の模擬戦?で高千穂さんにぼっこぼこにされてしまいます。高千穂さんはブルマがめちゃくちゃよくお似合いだけど、ブルマにパフスリーブとハイヒールが合ってない。もしかしてブルマは家訓かw家訓ですかwそういえば志乃ちゃんもブルマユーザだったような……。
からのお弁当タイム。先輩が後輩を一対一で指導するという戦姉妹システムの解説と、校内でも最強なアリア先輩に対して最弱?なあかりちゃんの現状説明が挟まれます。志乃ちゃんがあかりちゃんとの間にかばんを置いてると、なにか仕込んでるのかな??としか思えないですね。戦姉妹を知らない志乃ちゃん、というのも説明のための流れだろうけど、本人の性格から考えてじゅうぶん納得できることではある。銃をかまえていきなりポーズをとるあかりちゃんのとっぴょうしのなさもさることながら、戦姉妹の話を思いついたあかりちゃんの顔もかわいい。それにしても、コミカルな場面でも、そこまでは顔を崩さない方針かもしれないですね?
自室に戻って、夜。パジャマを着ると、あかりちゃんにけっこうおっぱいがあることがよくわかります。にしても、後ろ頭がまるっこくてかわゆいですねえ。それにしてもののかはほんとによくできた妹だ……。ののかと比べるだけでも、志乃ちゃんに望みがないように見えてくるから困ってしまうwとはいえ1話、『緋弾のアリアAA』原作の該当部分でもそうなのだけれど、意外と人間関係があまり描かれてないんですよね。それが混線していくのは、志乃・ライカの背景が明らかになるまで待たなくてはならないので、もう少し先のことになります。
あかりちゃんが悩んだあとの翌日、さっそく戦姉妹申請をするも、さっそく後悔しているっぽいその許へ、アリア先輩が颯爽登場!途端にあかりちゃんの声に芯が通ったのがよくわかります。「チャンスは平等に与えられるべき」「結果は平等じゃない」「あかり、あたしと勝負よ!」といういかにもアリア先輩らしい台詞が入ったところで、Bパートへ~~~。

Bパート

さてさて、いきなり勝負と言われても困ります。というより、あかりちゃん、あこがれの先輩を目の前にして、思考停止しちゃってるかも??「チャンスは人を待たない」というアリア先輩の哲学も、あらためて言われるとかっこいいですねえ。ともあれ、戦姉妹の座をかけて勝負!することに。とはいっても、真正面から襲いかかったところでもちろんあかりちゃんに勝ち目はありません。逆に、アリア先輩のツインテールのバランス感覚が輝きます。かなり格下の後輩相手でも手抜きはありません。格闘で勝負を決めるわけじゃない、とあかりちゃんから一本とりつつ、銃も取り上げたアリア先輩。自分と同じ銃を使ってるあかりちゃんのあこがれを聞いて、いままでも戦姉妹の申し込みを多数受けているはずなのに、顔をあからめての「ふぅーん……」。ここらへん、あかりちゃんの女人望が効いているように見受けられます。
そんな流れで、戦姉妹試験は、「30分以内に、あかりがアリア先輩から銃を取り返すこと」に決定。友人たちの声援を受けて、影から光へ飛び出したあかりちゃんとアリア先輩の追いかけっこがはじまります。アクションがっつりのようで、そこまでじゃないようにも見えて、でもまあBパート、15分だし……と思ってるうちにクライマックスになる。キンジと白雪と高千穂ビルと風魔*2の顔見せもちらっと。あっ、白雪ちゃんは基本的には美人ですよ
クライマックスに戻れば、ふたりはお台場らしくレインボーブリッジの上!に戦いの場を移します、に。アリア先輩曰く、「ふつうはもう追ってこない」らしい場所へ、すすり泣きになりながらもあかりちゃんはしつこくぶつかっていきます。そこへ、前日にアリア先輩が捕まえた強盗を取り返すべく、仲間が登場。颯爽と戦うアリア先輩が敵の車にぶつかりそうになったところをかばって、あかりちゃん、代わりに車にぶつかるも、逆にキーを奪って敵の車を止めてしまいます。頭にたんこぶの件は、ぶつかったのが身体とはいえ、頭から突っ込んで、キーを奪い取ったことの暗喩かなあ、と。
事件が一件落着したところで、再び勝負の幕が上がります。最後の「チャンス」を与える代わりに、アリア先輩は、「もう一生、無理とは言わないこと」をあかりちゃんに課します。ほんとうにアリア先輩は精神的にも身体的にも強いおひとです。そこであかりちゃんも、「先輩、私を襲ってください」「逃げる先輩とは、私も戦姉妹になりたくない」、と立ち向かっていきます。小さな身体でも威圧感たっぷりのアリア先輩が襲いかかる一瞬、あかりちゃんもまた本気で立ち向かう。
もしもここでアリア先輩が戦姉妹を承諾していなかったとしたら……とついすこし考えてしまう、そんな全力全開のシーン。それはそれで、さわやかな結末になったかもしけない、なんて。でも実際には、アリア先輩は、あかりちゃんが銃を一瞬だけでも自分から奪い取ったことを認めて、テストは合格、あかりを戦姉妹の見習いに任命します。銃をきちんと取り戻すまでは下働きをするように、と。この合格と、引き分けと、戦姉妹の見習いとの矛盾が、あまりアリア先輩らしくなく……あ、志乃ちゃんが一瞬曇った……ええと、アリア先輩があかりちゃんの調査を風魔に依頼したところで、夾竹桃の顔見せも済んで、次回に続く!

ED


とある科学の超電磁砲ED「Dear My Friend まだ見ぬ未来へ 」 - YouTube
これを絶妙に思い出しました。色がついた主線?的なところと、後ろ頭から背中へのカットがそう思わせたのかな、と。
EDについてはまあ、書画子先生のこのイラストがすべてかな、と……。


これだけでアリア先輩とあかりちゃんのカップリングにはまりそうな勢い……。

全体として

光と影のなかを、誰かがずっとどちらかに分類されているということもなく、いったりきたりするのが印象に残りました。それと唇にズームアップする感じ。イメージとしてはシリアス寄りの描かれ方でも、百合としてはエモくないので、モノローグを多用しないやり方はぴったりかな、と。どちらにせよ、私は映像を見るのに慣れていないので、こういった印象について深く考えられるのは、もっと先を見てからになりそうです。
初回にキャラ全員を紹介するスタイルは賛否両論あるでしょうが、キャラ数が少ないので個人的にはありかな。ではでは、本日(10/13~)放送の第2弾も楽しみにしていきましょう!

*1:あんまり緋弾の話に絡んでこないのが寂しいような、理子りんのヒロインとしての限界なような

*2:緋弾のアリアAA』アニメでの出番がなぜか多い