20201026-20201031

活字

  • 「なりゆき斎王の入内」最終9巻まで。叔父が退場して糖度が上がるかと思いきや、ヒロイン-ヒーローの相棒度が糖度を超す勢いで増したため、子作り+入籍で幕を閉じたのに恋愛ものらしさは最後まで薄い作品だった。だがそれがよい。どんな部下よりもあなたが有能だ、あなたと一緒なら私はなんでもできるって言ってくれるヒーローとの関係性、これ以上うれしいものってなかなかないよね。叔父上は信頼できる相手を作れってヒーローに言うけど、けっきょくヒロインを一番信頼できる相手として選んだのは笑うところかもしれない。
  • 心に残った台詞は、3巻の「どうしてそんなふうに、私の気持ちを無視してなんでも思いこんじゃうの?私によかれとか悪かれとか、本当にそう思っているのなら私に訊いて!どこに居なきゃとか、どうしなければならないとか、それは確かにあなたが決めることかもしれないけれど、私がどこに居たいかとか、私がどうしたいのかは全部私が決めることよ。それだけは東宮様だろうが、いいえっ!たとえ天子様でも命令は出来ないんだから!」。ヒロインの啖呵、こんなに過不足なく気持ちを台詞に落とせるなんてすばらしすぎる。そして5巻の「人は男と女の間からしか産まれない。どんな人間にも父がいて母がいる。身分がどうであろうと地位がなんであろうと、人はだれかの子であることから決して逃れられない」。これ、一見子供に向けてのキツい台詞なんだけど、ヒーローから、父親としての義務を果たさない男への言葉なので、少女小説だとこんなこともできるのか!とめちゃくちゃ感心してしまった。
  • で、左近衛大将といい三条女御といい、敵役(悪役というほど悪くはない)の人々が競い甲斐のある相手であって、味方も含め、登場人物がそれぞれまったく異なる形で捻ているのも楽しい。ほんの一捻りくらいかもしれないけれど、その捻りが圧倒的な実在感を加えているんだよね。一方で、故人の榠子については、戦うことも出来ないし、いくら悪女だと言われても、死人に口なしだしなあ、と思ってしまい、同情したくなってしまう。榠子の内心はまったくわからないままなんですよねーー。しかし、万結さんが最初に出てきたときは、絶対に女装男子だと思ったんだけどなあ。拾い落としているところがまだありそうなので、また読み返す予定。小田菜摘先生作品はこれを機にどんどん読み進めていきたい。
  • 「あやかしとおばんざい」2巻まで。京都✕泉鏡花モチーフのごはん✕器✕妖怪もの。ごはん✕妖怪(あと京都)ものって、これまで星の数書かれてきたんだろうけど、ちゃんと読んだのははじめてかもしれない。でもまあ、ほぼ長野まゆみですよね。東京を舞台にして京都みたいな雰囲気出せる長野先生すごくない?という話である。特に花送が出てくるたびに長野まゆみ濃度がめちゃくちゃ高くなるので笑ってしまう。いもねぎ美味しそーう。あと、2巻のお父さんのホームページ(文字通りホームページ!)の下りは、読んでいて胃がキリキリした。みんなさんも子供の情報をうかつにインターネットに載せないようにしようね……いや、ここんちのお父さんは黒歴史ともなんとも思ってないみたいだけども……。
  • 「からくさ図書館来客簿」1巻。「あやかしとおばんざい」と世界観を同一にする先行シリーズ。架空の本がたくさん出てきて、図書館が舞台ということもあり、「あやかし〜」よりも本好きをターゲットにしてる感じが強い。いや、中高と文学部だった人間にはもう小野篁泉鏡花知名度はどっちが高いんだかよくわかんないんですけど……。時子様と篁のやりとりにニヤニヤできるってわけでもないし、篁の変態行動は面白くないし、「あやかし〜」のほうが好みかなあ。

漫画

  • セール時に積んだ「月曜日の空飛ぶオレンジ」全2巻を読む。ほとんど意味わかんなかったのてもっかい読むね。
  • ところで「mono」の2巻はいつですか……。
  • なんなら「ゆるキャン△」より好きな「mono」。ハルというあだ名の人間は薄情。わかる……わかるよぉ……。

映像

youtu.be

  • これ、すっげーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーよかったでござる。
  • 彼氏さんに見せたら急に百合を頭から浴びせられた人みたいになってて笑った。みなさんも急に百合を頭から浴びたければ見ましょう。高橋李依上田麗奈だしな!間違いない!
  • そういえば滑り込みで映画館で見た「BURN THE WITCH」の感想書いてなかったので書いておくと、まあ、これもすっげーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーよかったでござる。
  • BLEACH大好き(元)女子中学生としてはスクリーンで久保帯人デザインの女子コンビが久保帯人語喋りつつ動き回ってるのを見るだけでも大満足。バトルもかっこいいし、ちょい百合あるし、リッケンバッカー連呼さんは恥ずかしいし、ドラゴンはかわいいし、オスシちゃんもかわいいし、素晴らしいね……。なにより自分は久保帯人のギャグ顔が大好きだったと知る。あののえるちゃんの下まつげバッサバサの三白眼か可愛くて可愛くて……。尸魂界・西梢局って出てきたところと「BURN THE WITCH」から「BLEACH」が浮かび上がるところは知ってたけど興奮したわ〜〜〜〜〜〜。その後コミックスももちろんばっちり買いました。

ゲーム

  • ナナオンのアップデートがきて、Android11で立ち上がるようになったけど引き継ぎがうまく行かない。ぐんにょり。

V

  • 推しの新衣装ありがたい。殺される覚悟はできている。
  • まーた推しのゲーム配信見て軽率にゲームを買いそうになったけど、思った以上にプレイが早くてどう考えても追いつかないので買わずに済んだ。ありがとう推し。
  • セインツロウって、てっきりセキロの仲間かなんかだと……。

インターネット

  • 東バビ再アニメ化、Xのラジオドラマを池袋のK BOOKSで買い揃えた勢としてもな……と思ったけど特に言うことなかったわ。キャラデザがあんなんなのもわかる話だし、公式サイトのデザインは文句なしだし、あとはXを終わらせてくれれば何も言うことないです。星史郎さんの肩幅?いろんな意味で初見さんに優しくていいんじゃないてしょうか……。
  • それにしても同級生といいクーロンズゲートといいリメイクもののキャラデザ問題が目につく昨今、私も無闇矢鱈に文句言いたい気持ちにすこしなる。言わない。言うことがない。