20220822-20220828

  • 月曜日、FGOのイベントもぼちぼち終わりだしひさびさに艦これを立ち上げるなど。
  • FGOのイベントシナリオ、いつも文句を言われてるところしか見ないけど、文句を言うほどのものか?と思う。ふだんのシナリオだって言うほどは面白くはない。じゃあお前はなぜFGOやってるのかと言われると困るが。
  • 艦これはいつもの艦これ。なんも言うことない。
  • 水曜日、ウマ娘の1.5アニバ施策開始。ひとまず有償★3保証ガチャ引くとノーマルファル子と嫁マイシスが来てくれた。うれしい。こういう場合に必ず来てくれるマイシス(アニバのときもノーマルマイシス引いた)、運命感強くて素敵。
  • 土曜日、「聖女をクビになったら、なぜか幼女化して魔王のペットになりました。」にめちゃくちゃハマる。なろうの女性向け作家さんで好きな方、六つ花えいこ先生、やしろ慧先生に続いて3人目がついにできました。美雨音ハル先生はすごく素直というか、かなりジュブナイル的な書きぶりで好感が持てる。既刊4冊とコミカライズばっちり買いましたよ。
  • ジュブナイル的な書きぶりをもう少し詳しく言うと、子供は大人に守られるもので、行き先は自由だ、という考えが根底にあるのがいい。基本性善説なのも、意外となろう小説にはめずらしい感じで心地よいのよね。
  • 本当に行き先は自由、というなろう小説って意外に少なくて、大体は働く者食うべからず、みたいになってしまう。障がい者や病気の者がいれば転生者が全員直せるような仕組みを考えて、働けるようになって喜ぶ展開があまりにも多くて、しかも児童労働だらけだったりして、いや、大人がきちんと助けていればいいのだけれど、見守るだけ、みたいな話とかも少なくなかったり、読んでいて嫌になってしまうのだ。その点、美雨音先生の作品は健常者になれ!働け!の圧力をまったく感じない。そもそも主人公が外見と能力のせいで差別されているところから始まり、周りとの差異が受け入れられる場所で終わるし。
  • 「聖女ペット」(公式略称らしい)の場合、児童労働と虐待のコンボから抜け出した主人公が甘やかされる、つまり、子供は大人に庇護されるべきというメッセージを強く出していて、すごく安心できる。1巻終わりから2巻にかけては、主人公が愛される理由がほんのりわかってくるので、また気持ちが違ってくるのだけどね。
  • 愛される理由の部分は、ううん、そこまでして保証がほしいのかあ、とさびしさは否めない。まあ、溺愛ものって独立した大人同士の恋愛を求めて読むジャンルじゃないのはわかっているんだけど、ここだけは好みからずれてるかなぁ。作品の根幹設定なので仕方ないし、好みでない部分があっても何回も読み返す大好きな作品になってるのでよしとする。
  • ただ、溺愛もののわりに、恋愛の比重が軽い作品でもあるのだった。ヒロインがヒーローに惹かれるまでに、まずは失われた母親からの愛をたっぷり受ける。というか、ヒーローからヒロインへの愛も、重たいけれどもほぼ父性愛だ。で、ヒロインにとっても、母性愛を与えてくれる身近な存在は徹頭徹尾ヒーローと同じくらい大切で、同じくらい彼女の愛も求めていて、うむ、百合っぽいと言えると思う。まず精神的に回復しないと恋愛できないし、ヒロインにとって恋愛以外の世界の比重が大きいのも好ましい。
  • 基本性善説の話。端的に、悪役は報われるけれど救われる、変わっていこうとするのと、悪役の悪に歴史があるのと。前者は読んで字のごとく。後者は、理由があるのはめずらしくないのだけれど、その理由がきちんと背景になっているというか、具体的な話になっちゃうんだけど、悪役の王子がお馬鹿な断罪だけするお坊ちゃまでその父親は何故かまとも、という状況が避けられている。登場しないとはいえ悪役王子が常に父親の存在を意識している描写が効いて、王子と王はお互いに影響しあっていて、また第二の勢力、聖女を支える?はずの神殿も違う思惑があって……というくらいの背景でも、あれば納得がいってうれしい。
  • 最後に、もともとの文体がすごくこなれてて読みやすく、自分の文体に特徴をつけよう、みたいなオタクがやりがちな変な記述がない(やりがち……やりたくなる……やりたいよね……)。構成のバランスもなろう小説とは思えないくらいとれていて、これはWeb版からかなりそうだったんだけど単行本はほんとうにすばらしくて編集の方ありがとうございます。言葉使いも正道を行っていて無理なく、主人公がときどきラノベっぽい話し方をするくらい?現代からの転生主人公ではないのでその違和感はなくはないんだけどすっと読める。そこらへんもジュブナイルっぽいよね。かといって、特徴がまったくないというわけではもちろんない(上に挙げたなろう小説としてめずらしい点を差し引いても非常に個性的な作品)。
  • ちなみに最初にこの作品を知ったのはコミカライズがきっかけなのだけれど、とにかくめちゃくちゃかわいい。なにを言ってるのかわからないと思うけど、三角形の瞳がちょーちょーちょーちょーちょーーーかわいいんだ。読んでくれ頼む。
  • 日曜日、ハローさん全然来ない。もうだめぽ(アニバ任務へのやる気が)。