20220404-20220410
イツリア-バスクでマスくんがおじさんのふとももタッチしたあとに歯を見せてめちゃくちゃいい笑顔になったステージ(回)。
活字
- 「ロンドン謎解き結婚相談所」2巻まで。ミステリ読むの、なかなか久しぶり(キャラ小説?新文芸?に多いコージーミステリー未満くらいの謎解きものは常に読んでるけど)で、まーめちゃくちゃ楽しいです。推理のこととかはよくわからないけど。
- 実は冒頭のドイツdisにのけぞって、購入したくせにしばらく塩漬けにしていたのだけれど、そこを飛び越えたらもうたのしいしかなかった!たのしいたのしい!
- なにしろ全編、女ふたりのおしゃべりで隅から隅まで満たされているのである。いちゃいちゃと推理の間を縦横無尽におしゃべりが飛び交うのである。そんなもん楽しいに決まってるわ!というお話。
- もうひとつ作品を百合として最高にしているのが、ダブル主人公の間で、対等な関係とはなにか?が意識され、話し合われ、実行されること。お互いに独立した大人で、業務上のパートナーであるからこそ、対等であることをお互いに求める、求めなければならない。こういう発想って日本語の小説を読んでいるとなかなか出て来ないし、独立とか対等の意味も違ってくるので、まあ、最高としか言いようがなくなってしまう。
- ダブル主人公がふたりとも内的・外的トラブルを抱えていて、それをどう解決していくか、というフックもあるので、長く続くシリーズになりそうな予感。なってくれ。
- 1巻、ダブル主人公が最高のコンビであることが早くも明かされる。独立した大人の対等な関係が成り立つ大本である、ふたりの性格の、なんというか、卑屈でもないし自分を大きく見せることもしないところが読んでいて非常に心地よい。
- そしてお互いにかける言葉に常にユーモアがあるんだわ。これはまんがタイムきららといっても過言ではないのでは??(過言
- 2巻、キャラ紹介も済んだのでまー作者の筆が動く動く!ダンスのシーンで何回悲鳴をあげたかわからないし、ふたりが車の中で酒盛りするところはもうにやにやしっぱなしだった。おかげでクライマックスの興奮がすこし薄れたけど。
- 冒頭、机のある広い部屋と秘書を手に入れるためにがんばるぞ!と意気込むシーンで、これは永遠に狭っ苦しい事務所に閉じ込められてそこからの脱出が引きになるパターンでは、と身構えたけどそんなことはまったくなくて作者への信頼度が一気に増した。
- アーチーが早くもめちゃくちゃいいキャラに育ってて笑う。
- 脳内再生はもちろんケイト・ブランシェットとルーニー・マーラでよろしくぅ!て感じだ。身長が高くて存在感もすごい金髪美女と身長が低くて存在感を推し殺せるブルネット美少女(美少女ではない)はそりゃあケイト・ブランシェットとルーニー・マーラだよ……声優さんについてはちょっと考えさせてほしいけどいまのところ甲斐田裕子と種崎敦美でどうかな……。
- なおいまAmazon覗いたら今年7月に原作の新作出るらしく、えっ買っちゃう……ってなってた。これは買っちゃう……(なんとかまだこらえている