スパカズのサドル、存在したんか

ログリッチが山岳個人TTで3年前の悪夢払拭 総合で逆転しマリアローザ獲得に王手 - ジロ・デ・イタリア2023第20ステージ | cyclowired
天気ヨシコースヨシ(ほんとうにヨシか?)で、見ながらキャーキャー言うのに最適だった。
喜びを爆発させるログラもよいが、なによりもセッピー!セッピーが!!チェーン落ちを呆然と見つめ、その呆然がタイム確定まで続き、引っ張り上げられるまで喜ぶのも遅れていたセッピー!!!ログラさんの種々のエピソードは、うん、このひと総受けの風格あるよね、と……。
あと若者たちに着いていきつつ男らしかったGもよかった。それにしてもふぁっきんすらむだ。

『鍛冶屋ではじめる異世界スローライフ』シリーズページ | カドカワBOOKS
2巻まで。転生した主人公が鍛冶(ものづくり全般)+戦闘チートを手に入れてのんびり暮らすお話。ヒロインの増え方はゆるいハーレムな一方、ステレオタイプを元にしたキャラの立て方が上手い+主人公が枯れてるのでヒロインになかなか手出しをしない。そのせいか挿絵がなかなかえっちでこれはこれでよい。スローライフの描き方もとても上手いので、これもうチート必要ないだろ……と思うけれどおまけでチート描写が本人のいないところで入るのはバランスいいかもね(普段からもあるが)。それにしても、鍛冶はともかく、戦闘関連のチートは読んでいてついつい忘れそうになるので、やっぱりチート描写いらないんじゃないかな。

小動物系令嬢は氷の王子に溺愛される | シリーズ紹介 | ビーズログ文庫
2巻まで。美人というより可愛い見た目、恋愛よりも食べ物と可愛い雑貨が好きなヒロインが、ある日第一王子に婚約者として選ばれて、婚約破棄を目指したり王子に甘やかされたりするお話。途中で挟まる、ヒロインが周りにちょっとした呪いをぶつける(実際には呪われない)ギャグ要素、男性向けとかなろうものでないラノベとかだとネットスラングを入れたくなるところだけど、靴の中に小石が挟まれ!とか鼻毛が伸びろ!とかレベルが低くて微笑ましい。実際このヒロイン、恋愛小説をバイブルと呼んでいるわりには、自分がする恋愛に興味なさそうで、そこに小動物感があるのかもしれない。大きい出来事が起こらず、ヒロインだけでなく、作者の性格からくる登場人物全員の性格のよさが流れているタイプのなろう小説は読んでいて心地よい。そして6巻でメインカップルが結婚式しても続いてるのはすごいわ。

草魔法師クロエの二度目の人生 自由になって子ドラゴンとレベルMAX薬師ライフ | 書籍 | カドカワBOOKS
1巻まで。主流魔法を誇りとする家に亜流魔法の才能を持って生まれたせいで一度死んだ主人公が、巻き戻った時間の中でトラウマに抗ってなんとか生き残ろうとするお話。可愛いイラストと中身の厳しさのギャップがすごくて、どうしても挿絵に描かれている少女をヒロインだと認識できない。退場を匂わせる厳格な祖父、保護者同然の愛深き兄、ヒロインと同じ悩みを抱える同年代の王族、洞窟探検とドラゴンとの出会い、そして試練に続く試練、と要素を取り上げてみると乙女向けに振った王道ジュブナイルの香りが好ましいのだけれど、どうしても最序盤でヒロインが、使用人なんかに本心を悟られるものか!とモノローグしていたのを忘れられない。気高さの表現としてはありだと思うけど、その後庭師に師事し、師の死を身も蓋もなく嘆く場面まで出てくるので読む側の気持ちはかなり冷めてしまった。

グランアヴェール | HJノベルス公式Webサイト
1巻まで。愛読小説の、推しの妹に転生したヒロインが、推しの死とそれにつながる自身の死を阻止すべくがんばるお話。インターネットで推しのファンクラブを運営していた設定に最初はすこし身構えたけれど、考えていたよりはネットスラング等を安直に使ってギャグです!の雰囲気出すやつ(最近のラノベによくある)がなかったので読みやすかった。ヒロインがあくまでも推し一筋を貫いて、目的がブレないのも気持ちがいい。それにしても、ヒロインが転生した先の小説がBLっぽいのが妙に気になる。具体的にはSAOのアリシゼーション編くらいのBL感はありそう。